こんにちは。
ニキビ対策をする上で重要な「ニキビができる原因」の第4弾。
今回は、「−外因性の原因①−」についてご紹介していきます。
ニキビは、刺激を受けた脂腺性毛包の主に毛漏斗下部で角化異常が起こり、角質層が厚くなって毛穴をつまらせることにより生じます。毛穴がつまると皮脂や毛、角質がヒフ表面に出られずに毛包内にたまってニキビの赤ちゃん(コメド)をつくり、ニキビ桿菌も増え、悪化していきます。
ではどういったものが「外因性の原因」となるのでしょうか?
外因性の原因 -化粧品-
ファンデーション類は、固形成分や油脂分が毛穴に入り込みやすく、皮脂を内部にためやすくします。
また、カバー力の大変強いファンデーションなどでヒフ表面を覆ってしまうと毛穴をふさいだり、ヒフ刺激物質を含む汗や皮脂を化粧の下に押さえ込み、長時間にわたって毛漏斗を刺激し続けてしまい、ニキビの赤ちゃん(コメド)をつくる原因となります。
『油性クリーム』
マッサージクリームなど油性のクリーム類は、脂肪分が多くなってしまいます。そのうえマッサージを行うとそれが刺激になることがあるので、ニキビ悪化の原因となります。
『洗顔』
皮脂を落としすぎないよう、適切なクレンジングを使うことが大切です。
スクラブ洗顔やブラシ洗顔も摩擦による刺激でヒフを傷つけてしまうことがあり、ニキビや色素沈着ができる原因の一つとなります。
また、脂性肌の人が皮脂をおさえられると思って使っている石鹸は、皮脂をよくとるので、かえって脂腺が活動的になり、より多くの皮脂の排出と毛穴の拡張が起こります。人によっては夏ミカンの皮のように見苦しくさせてしまうことがあります。
外因性の原因 -機械的刺激-
頭髪が顔に触れるとその毛先が刺激となって、刺激閾値(刺激によって反応が引き起こされる刺激量)の低い人では毛漏斗が過角化を起こして、毛穴をふさぎやすくなります。
たとえば、ニキビのできている額にツンツンと毛先を突き当ててみても、あまり大きな刺激を感じません。しかし、刺激閾値の低い毛漏斗部位では、目に毛先を突き刺した時のような大きな刺激を感じていると想像してください。
『頬杖』
手で頬杖をついたり、いじったりすると、これも毛漏斗部位への刺激となって毛穴をふさぐ原因になります。
『すり込む使い方』
クリーム類や乳液を直接肌にすり込む使い方は、化粧をするたびに肌に無用な刺激を与え続けてしまいます。
いかがだったでしょうか?
今まで良かれと思って使用していたもの・やっていたもの、また知らない間に手で触ってしまったりと、ニキビの悪化を招いてしまってはいませんでしたか?
次回は「 ニキビができる原因 −外因性の原因②− 」をお話していきます。お楽しみに!