こんにちは。
今回は、ニキビの原因となる「乾燥」についてご紹介していきます。
お肌の乾燥
まずは、「お肌が乾燥する」とはいったいどういうものなのか、見ていきましょう。
私たちは日常「肌がしっとり潤っている」とか、反対に「肌が乾燥してカサカサしている」とか、肌の状態を表現することがよくあります。
これは、角質層の水分含量に大きく影響されます。
※角質層は、表皮の一番上にある層。
(表皮の構造では上から角質層・顆粒層・有棘(ゆうきょく)層・基底層。)
ヒフの中でも、表皮の生きている細胞(顆粒層・有棘層・基底層)は、周囲の組織液から常に水分を供給されているので乾燥する心配がありません。
ところが、空気中に水分が蒸散しやすいヒフの一番外側を覆っている角質層には、水分を供給する組織液がありませんから、常に乾燥する危険にさらされています。
ところが、空気中に水分が蒸散しやすいヒフの一番外側を覆っている角質層には、水分を供給する組織液がありませんから、常に乾燥する危険にさらされています。
供給される水分量よりも空気中へ奪われていく水分量が多くなって、10〜20%以下の水分含量になると、いわゆる「肌が乾燥してカサカサしている」状態になります。
なぜ乾燥するとニキビの原因になるの?
ニキビの原因は「毛穴の詰まり」。
乾燥による肌アレなどで角質層の水分が大量に蒸発して角質が硬くなり、細くなった毛穴はほんの少しの皮脂でもつまって、ニキビの原因になります。
また、皮脂の排出が少ないと皮脂膜をしっかりと作ることができません。
皮脂膜が不十分ですと、外部からの刺激に対しても弱くなります。
ニキビは脂性肌の方だけの悩みではないのです。
大人ニキビがよく発生する「頬、フェイスライン、口の周り」などは皮脂が少なく、特に乾燥しやすい部位です。
大人ニキビの大きな原因は、ストレスやホルモンバランスの崩れにあるといわれますが、「お肌の乾燥」を繰り返すこともバリア機能の低下をおこし、悪影響を及ぼします。
大人ニキビの大きな原因は、ストレスやホルモンバランスの崩れにあるといわれますが、「お肌の乾燥」を繰り返すこともバリア機能の低下をおこし、悪影響を及ぼします。
乾燥を防ぐ習慣を心がけることが大切
では、ニキビの原因となる乾燥を防ぐためにどうしたらいいのでしょうか。
間違ったスキンケアをしていませんか?
乾燥を防ぐ日頃のスキンケアの例をご紹介します。
間違ったスキンケアをしていませんか?
乾燥を防ぐ日頃のスキンケアの例をご紹介します。
クレンジング後のW洗顔や石鹸洗顔は、お肌を大切に保護するうるおい成分まで洗い流してしまい、ヒフ面の細菌抵抗力を弱めニキビの化膿を促進させます。
熱いお湯での洗顔もNG!肌に刺激のないぬるま湯を使いましょう。
時間をかけた丁寧過ぎるクレンジングも肌には負担になります。
メイクや汚れは素早くOFF!
熱いお湯での洗顔もNG!肌に刺激のないぬるま湯を使いましょう。
時間をかけた丁寧過ぎるクレンジングも肌には負担になります。
メイクや汚れは素早くOFF!
ヒフの潤いや乾燥は、角質層の水分含量に大きく影響されます。
洗顔後はお顔の隅々まで化粧水が行きわたるようにたっぷり与えることで、肌はしなやかさを保ち美容液などの有効成分も角質層に浸透しやすくなり効果を発揮します。
洗顔後はお顔の隅々まで化粧水が行きわたるようにたっぷり与えることで、肌はしなやかさを保ち美容液などの有効成分も角質層に浸透しやすくなり効果を発揮します。
角質層はターンオーバーにより自然にアカとなって剥がれ落ちていきます。
ヒフを強く押さえたり擦ったりして刺激を与えると大切な角質層が傷つき肌アレを作ります。
ヒフを強く押さえたり擦ったりして刺激を与えると大切な角質層が傷つき肌アレを作ります。
お肌の乾燥対策は、ニキビ対策でもあります。
しっかりとした保湿ケアと、正しいスキンケアでお肌のバリア機能を高めましょう!
次回はニキビのテーマ最終回!
ニキビ対策のまとめ「 お手入れ以外に気をつけてほしいこと 」をお話していきます。
お楽しみに!