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さよならニキビ。また来て美肌♡ 〜 第1回 〜

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こんにちは。
これから毎月1回、クロロフイルより「ニキビ」についての知識やお手入れ方法などをご紹介していきます。

ニキビは医学的には「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれています。
遺伝的に「できやすい体質」が知られていて、思春期以降に多く見られ、成人になると少なくなります。
顔、胸、背中などにできやすく、男女差はありません。
ニキビができるのには、いくつかの要因が互いに関わりあっています。

どんな要因があるのか見てみましょう。

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ニキビの要因の殆どが、毎日の生活が関係しているようですね。
そんなニキビはどんな過程でできてしまうのでしょうか。

 

まずは、ニキビができる毛穴から見ていきましょう。

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ニキビは「脂腺性毛包(しせんせいもうほう)」にできます。
ニキビをつくる脂腺性毛包は、頭皮を除く上半身に存在するため、ニキビは主に顔、首、肩から背中、胸などの上半身にできます。
顔では、額、頬、顎(フェイスライン)、口のまわりがニキビのできやすい部分です。

 

では、ニキビができる過程を見ていきましょう。

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①毛穴は、皮表に向かってラッパ状に口を開いています。
毛穴近くの毛漏斗(もうろと)部位は、ヒフの中で最もデリケートな場所です。

②毛漏斗部になんらかの刺激が加わると、刺激に反応して毛漏斗下部の角質層がペンダコのように過角化を起こします。
通常、はがれ落ちていくはずの角質細胞が異常を起こし、そのまま接着しつづけるため角質層が厚くなっていきます。

③やがて管が角質層で栓をされた状態になり、毛穴がつまってしまいます。
毛漏斗内には角化物と皮脂と毛がたまり、毛漏斗は押し広げられ小さなニキビの赤ちゃんができます。
この時、アクネ菌が増えます。

 

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④さらに、毛包内に角質・皮脂・毛が混ざったものがたまっていくと、白ニキビになります。

⑤さらに内容物がヒフ表面に出てきて毛穴が開き、頂点がメラニン色素によって黒く見える黒ニキビになります。

⑥白ニキビや黒ニキビが悪化して炎症を起こし、毛包の壁が壊されると赤ニキビになり、さらに膿んで黄ニキビ(膿疱)になります。

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⑦黄ニキビ(膿疱)は、真皮まで影響し、ニキビが治ったあとも瘢痕(はんこん)や色素沈着を残してしまうことがあります。

ニキビを悪化させないためや、ニキビ跡を残さないためには、適切なお手入れが必要です。
炎症のない小さな白ニキビや黒ニキビのうちに正しいお手入れをスタートして日常生活の注意を守ることで、ニキビの悪化の予防になります。

 

「ニキビはどうしてできるの?」いかがだったでしょうか?
次回は、「ニキビの美顔的お手入れ法」をご紹介いたします。お楽しみに!